※この記事は、2020年7月20日にSUNAO BLOGにて公開されたものです。
三浦春馬の死から2日経ち、一晩寝るごとにそのショックはいくらか和らいだ。
それでも、今日も少し泣いてしまった。
↓昨日のブログでは「別に三浦春馬のファンではない」なんて言ったのだが、どうやら私は彼のファンだったようだ。

彼はどんな人物だったのか。それはテレビの画面から推し量ることはできない。
彼はもしかしたら、ドラマや映画の撮影以外も24時間「三浦春馬」を演じていたのかもしれない。
でもそれは彼に限らず、人前に出る仕事をしている人の多くに当てはまることだろう。
一般人は芸能人の素顔を見ることなんてできない。
それでも、時々垣間見えるふとした暗さや表情に、本来のその人らしさを探してしまうのは人間の性ではないだろうか。
野次馬根性とも言える。
だから週刊誌も売れるし、メディア媒体としていまだ無くならないのだろう。
今は、三浦春馬が恋しくてたまらない。
キンキーブーツのローラが恋しいといった方がより正確かもしれない。
あの美しさは只者ではなかった。
生きていれば、舞台で息をするローラをこの目で見ることができたかもしれないのに。
三浦春馬という人は真面目で誠実。
実際に関わってきた人たちは、彼のことをそのように言う。
確かにそうかもしれないが、関わったことのない私からしてみれば、
彼はとても掴みどころのない人物だった。
真っ直ぐな瞳で、すっきりと晴れ渡ったような笑顔が印象的だったが、
本当はどんな人なのか、最後までわからなかった。
しかし、わからなかったから良かった。
彼の魅力の一部でもあると思う。
わからなかったからこそ、寸分違わずハマる役に出逢った時の爆発力が、より印象に残るのだ。
生前の彼は、子役時代から様々な苦難を乗り越えてきただろう。
私のような凡人には超えられない壁、できない努力もたくさんしてきたと思う。
彼が少しでも早く、心休まる世界へ行くことができますように。
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